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生活委員会の取り組み

 先の膝掛使用と女子のネクタイ着用に続き、生活委員会で登下校時のウインドブレーカー着用についての話し合いが行われました。

 「教室内での着用はどうあるべきか」「制服(フォーマル)の上にウインドブレーカーを着用することはどうなのか」など。生活委員会の生徒中心に賛否両方の意見をしっかりと検証し議論してきました。また、部活動でウインドブレーカーを購入していない生徒への配慮も生徒たちは真剣に考え、多数決による数の理論だけではない価値のあるルール作りがなされました。

 そのうえで、生徒たちによって校長先生にプレゼンテーションが行われました。

 2月7日の全校朝礼にて生活委員長より使用ルールの説明があり、防寒着としてのウインドブレーカーの着用が認められました。

 また、生徒会長は以下の話をしてくれました。

「今回のウインドブレーカー着用の校則変更に際して、皆さんに覚えておいてほしいことがあります。このように新たな校則が作られることは、私たちに「自由」のみが与えられたということではありません。私たちの責任ある行動があってこその新しい校則(権利)です。ルールをしっかりと守ったうえで、私たち自身の手で自分たちの健康と安全のために、新しい校則を活用できるように心掛けましょう。」

 

校長先生にプレゼンする生活委員長・副委員長と生徒会役員の様子↓

 

 生徒たちが新たな事にチャレンジし、そこに生徒自らが責任を持つ。また、わがままな権利の主張ではなく、正しい方法を取り、深く考え議論し、多くの生徒が在籍する学校生活をより良い方向に導いていこうとする。学校もそれを共に考えていく。たった1つの校則の改正ですが、今の上青木中学校における生徒と教職員の信頼関係を象徴する出来事のように感じ、心晴れやかになりました。